インテリアを決めるときに大事になるのが「色合い」です。家具を揃えるときに考慮している方も多いと思います。実は、色の持つパワーが心理的効果をもたらすことをご存じでしょうか？カラーセラピーなど、心のケアにも使われる色にはどんな効果があるのか、詳しく紹介します。

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部屋の色合いがもたらす効果とは？

部屋で心地よく過ごすには色合いが重要です。部屋の雰囲気に合わせた色の配分を考えるようにしましょう。インテリアで意識したい色合いのポイントは以下の3つです。

 

・アソートカラー

まずは「アソートカラー」ですが、ベースとなる色を引き立てる特徴があります。「協調色」とも言われ、インテリアの20～30％ほどの割合で配分するとベストです。

 

アソートカラーはベースカラーより主張しないのがポイントで、色合いが感じられる中彩度ぐらいを選ぶことにより部屋の雰囲気に合ったインテリアにまとめられます。色合いのトーンを合わせると、明るさ、鮮やかさが上手くマッチしてインテリアをさらに引き立ててくれる効果があります。

 

・ベーシックカラー

白、黒、グレー、ネイビーなど落ち着いた色のことで、どんな色とも合わせやすいのが「ベーシックカラー」の特徴です。インテリアでは、アソートカラーの背景色として色合いを美しく映えさせる効果があります。

 

部屋の床や壁など、多くの面積を占有することから70～80％ほどの配分で使うのがベストです。また、色合いの基調色となるので部屋のリノベーションなどをしない限り、変更することはほぼできません。そのためシンプルな色を使うことが多くなっています。

 

・アクセントカラー

インテリアの差し色として使うのが「アクセントカラー」で、空間全体を引き締めてメリハリを作る効果があります。その名の通り、少量で色合いを演出するので5〜10％程度がベストな配分です。ベーシックカラーやアソートカラーとは対照的な色を選ぶと色合いの変化が楽しめるので、クッションなどの小物に取り入れると非常に効果的でおすすめです。

色別に見る心理的効果

インテリアの色合いはデザインの根幹になるだけでなく、心地良いと感じさせる心理的効果をもたらします。では、色別に分けた場合はどんな心理的効果があるのでしょうか？

リラックス効果のある「青」と「緑」

青と緑には、心を落ち着かせる鎮静作用があり、リラックス効果が期待できます。青は「水」、緑は「森林」といったイメージがあるため落ち着きを与えてくれます。また、どちらも淡い色であれば清潔感や爽やかさを感じることができます。

気分を高めるなら「赤」と「黄色」

火や太陽のイメージがある赤と、全ての色で一番明るい黄色は、神経を刺激して気分を高めてくれる効果があります。また、集中力アップにも繋がる色で、仕事や家事など頑張りたいときに効果を発揮します。

若々しさを保つなら「ピンク」と「オレンジ」

どちらもビタミンカラーとなる色で、元気を与えてもらったり、若々しさを継続させる効果があります。緊張を和らげたり、穏やかな心理状態を作るには最適な2色です。

落ち着きや安心感には「ベージュ」と「茶色」

自然のぬくもりを感じるベージュと茶色は、心に安心感と安らぎを与えてくれます。木材は茶色がほとんどですが、ウッドスタイルの部屋に落ち着きを感じるのは、色の効果によってもたらされる効果が含まれています。

洗練された雰囲気には「白」「黒」「グレー」

生活感を出さない都会的な雰囲気にするのが、白、黒、グレーです。無機質な色ですが、その分スマートな印象が加わります。おしゃれさを重視するならこの3色はマストでしょう。洗練された大人の部屋にしたい方には特におすすめです。

インテリアの色合いを決めるポイントは？

どういう部屋にしたいのか？迷ったときは、自分の好みを優先するのがポイントです。ただし、好きな家具ばかり置いてしまうと、イメージしていたインテリアから離れてしまう可能性もあります。そんな時は、「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の色合いを上手く活用して、理想的な部屋に仕上げましょう。

まとめ

インテリアの色合いは、部屋をおしゃれにすることはもちろん、様々な心理的効果も発揮します。それだけ色は重要な役目を担っているので、今回紹介した内容をぜひ、計画の参考にしてください。