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便利な読書グッズについて〜ペンとノート編〜(1/2)

透明な栞

 

 

便利な読書グッズについて

 

 

 

この記事を読むための時間:4分

 

 

 

今日は、「全日本アートサロン大賞展」の少し大きめの絵を名古屋から東京まで持って行きました。

身長181cmのそこそこ大きめな男が、縦横およそ80cm四方の大きめの袋を持ち歩いていくのは、周りの人からしたら怖かったのかもしれません。

 

 

この絵が、入選するかどうかは、12月末までに結果が出ているそうです。

 

 

さてさて、

読書シリーズ第4弾。今回は、「道具」に関して書こうと思います。

 

読書をするときに必要な道具は、読書をする「本」それだけ。これが、どこまで行っても一番手軽で、とてもいい。

 

世界で初めて文庫本ができたのは、現代から500年も前になる、ルネサンス時代のヴェネツィアです。

 

その当時、筆写という「左から右に」ちゃんと写して書くという作業を当時の修道士たちが真面目にやってきたおかげで本という形が定着していたときでした。

 

グーテンベルグの活版印刷のおかげもあって、印刷の時代に入ったけれど、しばらくは大型本のままだった。現代の通常の版型の、2倍にもなるそうです。

 

そこで、ヴェネツィア共和国を出版王国にすることになる。出版人が現れます。「アルド・マヌッツィオ」でした。

 

アルドさんは、書物を修道院の塀の外に出す為に、小型化するために「イタリック」という字体を考え、当時のご婦人が「ハンカチーフ」とともに持つのが流行した。

 

そのくらい、本は手軽に情報を携帯する画期的な道具なんですね。

 

ここでは、

読書はなんのためにするものなのか?この大前提を考えながら、話を進めていこうと考えています。

 

それは、

「楽しみのため」「ストレス解消」「知識を得るため」「資格試験や受験のため」

 

いろんな理由があると思います。その中でも今回は「知識を得るため」をゴールに見据えて道具について考えていこうと思います。

 

 

 

 

メモは自分へのタイムカプセル

 

 

 

 

読書家には、いろんな人がいる。

 

本はキレイな状態を保ったままにしておき、読んだらそのまま古本として売ってしまう人。

 

ポストイットを貼って、貼ったところをノートに書き込む。書き込んだら、ポストイットを剥がす。剥がしたあとは同じように売る。

 

こういった、本に対しての付き合い方は、自身の経済状況や、家庭環境にも左右される。そして、どんな本を読む人なのかにも左右される。

 

本をキレイな状態で保つことは、本を大事に長く扱うという前提に立ち返る、とても大切なことだと思う。ただ、その反面。そのとき、どんなことを自分は考えていたのか?どの部分がいいと思い、どの部分が自分の考えと違うと感じ、どの部分が他の著者と似ていると考えていたのか?

 

そういったことを思い返すことが少し難しくなり、読んだその場の楽しみとして「読書」が終わり、「知識の定着」には繋がりにくいと思う。

 

自分の場合、本を読んでいるとき、どんなことで悩んでいたのか?とか、ここが名言だなと思ったとか、「スゲー」と思ったらそのまま「スゲー」と書くようにしている。

 

このメモは誰かに見せるものでもなく、着飾るものでもない。いつか読み返す自分への「タイムカプセル」として保存しておくものだと思う。その時の自分の心情を本に直接、書いて行くことで読んだそのときに感じた風景をごっそり思い返すことができる。

 

 

 

 

 

3色ボールペンや蛍光ペンもいいけれど

 

 

 

 

3色ボールペンを使ったり、蛍光ペンで引いたりしたこともあるけれど、思ったことをストレートに書こうとするときに「どんな色」を選ぼうという思考回路にはならないんではないだろうか?感じたことを直感的にタッチアンドゴーで書こうとするときは使っているボールペンなんて、正直、なんでもいい。近くにある赤でも、青でも、黄色でも。

 

ただ、もし仮に「持ち歩く」ボールペンを用意するのであれば「ジェットストリーム 黒 0.7」一本勝負。他に色々と手を出してもいいけれど、結局書き味は、今となっては大差はない。

 

むしろ、滑らかに書けるパイオニアとも言える「ジェットストリーム」さえあれば、何もいらない。

 

それよりも、どんな本を選ぶのか?どんな空間で読むのか?そういったことにエネルギーを選択し、集中したほうがいい。

 

結局、自分はいろんなボールペンを試したけれど、無くなった時に「どこでも手に入る」文具として、ジェットストリームの右に出るペンはない。

 

 

 

 

 

本はノートにもなるということ

 

 

 

 

本がいいところは、「ノート」にもなるということ。

 

その本を読むことで思ったことや、気づいたことは、その本に書き込むことが能率的だと感じる。

 

ただ、もし仮に「読書ノート」を用意することを考えた場合。

 

自分なりに試行錯誤した結果。

行き着いた答えがある。

 

それは、「名刺」サイズの白い紙。

50枚入り200円ぐらいの少し上質な紙でできているやつがいい。

 

 

 

ノートは大きい、モレスキンは高い。

 

 

 

 

本とペンとノート。

 

この3点セット「ノート」をアイテムの一つとして採用すると、持ち歩くには「カバン」が必要になってきてしまう。

 

持ち歩く道具の大きさを揃えるというのは、とても大切なことだと思う。本は文庫でも、新書でも、単行本でも、ペンはセットで持ち歩きやすい。

 

ただ、ノートだけは小さくても「A5サイズ(コロコロコミックとかNHKのテキスト)」が一番小さい。他にもあるにはあるけれど、安く使いやすいのは、一番小さくてA5サイズ。

 

モレスキンもいいけれど、紙質や表紙の分厚さにコストを費やすのではなく、B5やA5の標準サイズの大量生産のスキームに乗っかってしまえばいいと思う。

 

「名刺サイズの小さな紙」を選んだ。

 

考えた要素は、4つ。

 

1、小さければ、小さいほどいいとしたら?

2、高すぎないし、貧相でもなく使いやすいものは?

3、そのサイズの、グッズが多いものは?

4、書き込んだメモを、どう使うのか?

 

 

小さなノートが、自分の「抽象画」や「インテリア作品」の原点になっています。

 

次回は、そのことについて少しだけ話そうと思います。

 

 

 

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